先月読んだ本 2011.03
先月読んだ本です。
日本企業が激化する国際競争においてどんどん存在感を喪失し隅に追いやられてつつある現状は、誰しもが認めざるを得ません。しかし筆者が言うように、厳しい時代である今だからこそ大きなチャンスの時代でもあります。
2冊とも宇宙関係の本なんですが、宇宙関係の研究はお金がかかりすぎますね。ニュートリ検出装置のスーパーカミオカンデなんて建設費だけで約104億円もします。しかし日本は、2004年(平成16年)度の宇宙開発予算は先進国で比較すると、アメリカ航空宇宙局(NASA) が約1兆7,000億円(さらに、同規模の予算が軍事費から支出されている)、欧州宇宙機関 (ESA) が約3,500億円であるのに対し、JAXAはわずか1,800億円とNASAの10分の1程度です。アメリカ航空宇宙局(NASA)の半分とまでは言いませんが、4分の1くらいまで増やせないものなんですかね。「世界一になる理由は何があるんでしょうか?」「2位じゃダメなんでしょうか?」なんて言う国会議員がいる日本だと難しいでしょうが・・・
99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)
- 作者: 竹内薫
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/02/16
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「飛行機はなぜ飛ぶのか?実はよくわかっていない」で始まる本書は衝撃的です。
- 作者: 須田邦裕,出澤秀二
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会社をめぐる税金の問題は広範囲かつ複雑ですが、基本的なことはひととおり知っておけば、人に頼んでおいても、いざという時には自分で詳しく確認するべきかどうかの判断がつきますよね。